評価:★★★★★ 4.5
醒めぬ悪夢、分岐のシラセ、そして次に書いたのが「調律師と時計塔は世界を創る」になります。
これは5年くらい前の作品だと思います。ーー世界は街の中にしか存在しなかった。
巨大な壁の向こうには暗闇しかなく、それを越えられない人間の世界は、生まれてから死ぬまで、街の中が全てだった。
調律師(チューナー)と呼ばれる少年と、とても大きく、古ぼけた時計塔。
物語の始まりは、時計の針が教えてくれる――
話数:全6話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
何気無しに読み始め、一気に読み終えました。それほど長くない、どちらかといえば短編小説ですが世界観が始終ブレることなく、また一人一人のキャラが引き立って描かれており、よくある物語上での違和感や矛盾等感じる事なく読む事が出来ました。ただ一つ残念といえば、ところどころで誤字が見えた点です。よければ一度推敲されたほうが良いのでは無いでしょうか。又、文章最初に余白を入れるなど、もっと見た目に拘ると尚良いと思います。物語の出来や文章力が良かったので、その辺りが勿体無いのかなと思いました。是非次の街での物語が読みたい作品です。