評価:★★★★☆ 3.9
夜七時。会社員兼小説家川瀬の取材が行なわれることとなり、勤め先の応接室に、編集者成宮、ライター笠松、カメラマン樫木、川瀬の同僚山本、武田らが集まった。
同席予定の川瀬の上司が現われるまでの雑談の中で、その場にいる者達は、「サバイバルホラー」のシミュレーションゲームを始める。・左手をテーブルから離すと死亡
・生存者が一名になったらゲーム終了
・十二時まで勝敗がつかないと全員死亡etcこれらのルールに則り遊んでいた参加者達だが…………
メタサバイバルホラーの振りをしたサスペンスミステリー?(コメディ)
密室で繰り広げられるデスゲーム! 誰が死んで、誰が生き残るのか……※同一名義にて『カクヨム』に重複投稿しております。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
既に完結された作品で、自分がなろうでは手を伸ばしたことのない推理ジャンル。 人物紹介、ルールの構築過程はやや退屈さを感じてしまうものの、読み進めるごとに状況の異常さと緊迫感に引き込まれていきます。何より驚くべきは登場人物たちが自分たちの役割や状況を分析しながらも、この『サバイバルホラー』の流れを踏襲せざるを得ないところ。 完結作品でもあるので、一気に読み進めることをお勧めします。
それは、とある兼業作家の放った一言から始まった。 根強い人気を誇るジャンルサバイバル、デスゲーム。文字通り命がけで行われるそのゲームはフィクションの中でさえひりつくような緊迫感を読者に与える。 ましてその死因がわからないまま、条件さえ満たせば死んでいく状況に巻き込まれてしまったら? 怨恨や利害の不一致などではなく、最初に思い付きで発した条件を破るごとに絶命していく参加者。 これは人ならざる存在の見えざる手によるものか、それとも何者かの邪悪な殺意か? 冗談や狂気じみた精神状態で展開される生存者、すなわち勝者に選ばれる理論。ミステリのセオリーとは、果たして現実に肉薄できるのか。 ブラックユーモアとメタフィクションが交錯する。生死をかけたレトリックゲーム、あなたは作者が仕掛けた罠に気づくか?