評価:★★★★☆ 4.2
むかしむかし、あるところに平和に暮らしていた少女がいました。
ところが、突如として世界は闇につつまれ、血に飢えた魔物達が現れたのです。
女神様の神託に選ばれた少女は、人々を救うために勇者になりました。
勇者は頑張って魔王と魔物達をやっつけました。
平和になった世界で、勇者はいつまでも幸せに暮らしました。おしまい。
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期間限定で書籍の特典SSを掲載しております。
11月末までのつもりです。宜しくお願いいたします。
話数:全39話
ジャンル:異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
年端もいかぬ少女が、勇者として魔を滅する活躍をするお話。 やはりこの作品の一番の見所は「心情にして信条」。勇者の葛藤、人それぞれの魂(存在)の在り方……etc. あまりここで話すと“重み”というのが薄れる気がして、私はどうにも好かないのですが、この作品を語る上では外せない要素でもあります。 狂おしいほど生々しい魂の煌めき、とでも表現しましょうか。なかでも“弱さと狂気”と言うのは、この作品を通して強く印象に残るものでした。 個人的には、魔物の定義と純粋なモノが染まった瞬間にゾクっと背筋に来てしまいました。万人受けはしないかも知れませんが、ね。 少し話数は短いながらも濃密な内容で、グロテスクな部分も入ったダークファンタジー。勇者物語の見方が変わって面白い。 勇者を名乗る不思議な少女の活躍を、あなたも読んで感じてみてはいかがでしょうか?
この小説の主人公は、勇者を名乗る少女だ本当に勇者なのか。目的は何なのか序盤では謎に包まれている勇者だが、物語が進むにつれ、段々と明らかになっていく真実に胸が踊るまた、この物語の魅力の一つは登場人物である敵も味方も、確固とした個性があり、芯が通っている。実に活き活きとしていて、思わず物語の中の人物だと忘れてしまう程だそれでいて、何処かが壊れているのが魅力である。求めるものの為に何かを犠牲にしている。誰もが完璧ではなく、不完全である。それは勇者も例外ではないそれは人間の不完全さを拡大表現していて、彼らもまた人であるという親近感を私たちに抱かせるこの、非現実的でありながらも、生々しい程に感じさせる人間らしさ、生命力、力強さなどがこの小説の魅力に繋がっているのだと思う読まなければ人生の半分を損するとまでは言わないが、読めば人生の内の数日を心躍る日々にしてくれることは間違いない
書籍化だけに止まらず、今ではWiki○edia、ニコニ○大百科にさえ項目のある『死神を食べた少女』。その作者『七沢マタリ』氏の贈るファンタジー第2段。 過去にじファンで投稿されていた作品をオリジナルに叩き上げた逸品です。 物語は死神を食べた少女の数十年前。勇者を自称する小生意気なひとりの少女が、仲間と共にアートの地下迷宮を攻略します。待ち受ける地上には存在しない魔物たち、極悪非道の賞金首。果たして迷宮の先に待つのは何なのか。 勇者たちの葛藤、絡み合う人々の思惑、激しい戦闘シーンと見所満載です。一人一人が個性的でキャラが立っており登場人物たちが作中を生き生きしています。ただの食事シーンでさえ魅力的と感じました。将来的には書籍化されるのではないかと思わされる作品です。機会があれば是非!(グロ注意)
自称記憶消失の自称勇者が地下迷宮攻略に乗り出す話。個人的超オススメ作品。グロが平気ならとにかく一見の価値あり。万人向けではないかもしれないけれど、心象描写に関しては読んで中で1、2を争うレベルで良い。元作品からどう改稿されるか楽しみで仕方ない。これを読んでこんな勇者ならなりたくないと思うかこんな勇者がいいと思うか。