評価:★★★★☆ 4
暁夜鳥は霊を視る事が出来る高校生。
『虚有』と呼ばれる異能を持つ死者が引き起こす事件は、どれも奇々怪々なものだ。
『存在しない筈の存在』であるそれは現行世界の理から外れ、理外の能力を媒介し、常に己の未練足る矛盾理由に従ってのみ事を為す。
自らも異能を持つ『媒介者』と呼ばれる存在である夜鳥は、霊の未練を否定する事で事件を解決する探偵・黒木晨夜の手伝いをしていた。
ある日、被害者に抵抗されずに四肢を狩る殺人鬼〝四肢狩人〟の調査を夜鳥は手伝う事になる。
病質的な動機を以て盲になったものは、往々にして過つが――それは果たして死者故にか。
同じく理外に足を踏み入れた者『媒介者』は、彼等を視、識り、想う。一体、己はどっち側なのだろうか?
自サークル『矛盾でふらぐ。』(http://mujundefrag.dou-jin.com/)で頒布していた同人小説を改稿したものです。
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録