評価:★★★★☆ 4.1
江戸時代。勢力のある外様の古賀藩は、次の藩主江知馬の正室として、望まない譜代の姫君、雪姫を幕府からおしつけられた。雪姫排除派と受容派に真っ二つに分かれる古賀藩。雪姫には護衛という名の見張り、御庭之者のお頭の息子、カズマがつけられた。しかしこのカズマは雪姫との剣術の稽古で六年間一度も勝ったことの無い腰抜けだった。城の中で孤立を深める雪姫とカズマ。二人の間には敵でありながらも言葉にできないつながりが生まれていた。ところがカズマは実は、藩の機密を守る為、幕府からの隠密を殺し続け「鬼」と呼ばれる忍者だった。
時代:江戸
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
注意:全年齢対象
お庭番の忍と嫌われている姫様の二人のお話し最高に良かったです。忍の姿だけではなく盗賊の顔も持っていて姫と絡んだりして読んだあと幸せな気持ちになりました。お勧めです。最後の最後でどんでん返しのとこが驚きました。二人の江戸に行ってからのラブラブぶりなどの番外編もぜひぜひ読んでみたいです。お願いしますね。