評価:★★★★★ 4.5
人と人でないモノとの間のトラブルを解決する交渉屋『懐古堂』のお話 5作目です。
四宮(よつみや)の姫をすべて喰らって妖力を高め、夜鴉(よがらす)の闇をひっくり返そうと、『虚空(そら)』と名のる獣妖が現れます。一方で鬼人界を抜け出した白炎(びゃくえん)が、幻術で誑かした咲乃を攫って逃亡しました。目の前で咲乃を攫われた玲(あきら)は、煌夜(こうや)が戻る戻らないで茉莉花と喧嘩になります。桜も健吾も連れずに一人で家を出たきり、いっこうに戻らない玲を心配して泣く桜。玲より咲乃の方が大切なのか、と桜に詰られて悩む茉莉花。やがて幻術から抜け出した咲乃は重い決断を下しますが、そんな彼女を虚空(そら)から必死で護ろうと白炎はぼろぼろに傷つきます。そんな折、花穂が虚空(そら)の操る異空間に囚われてしまいました。実体を持たぬ者しか入れないというその異空間へ、健吾は花穂を助けようと迷わず飛びこみます。虚空(そら)の背後にいる『養父さん』とは誰なのか。十五年前の因縁とは。そして待ち続ける咲乃のもとへ煌夜ははたして帰ってくるのか、白炎は何を想うのか―――。
純愛ストーリーです。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15