評価:☆☆☆☆☆ 0

タイトルの通り、この作品は皆さんが選んだ選択肢で結末が変わります。
まずはここで物語が始まります。
—————————

 誰もいない無人島は静かだった。
 遭難して三日目。わたしは浜辺で腰を下ろした。

 来月で二十歳になるのに、とんだ災難だ。
 携帯電話は圏外だし、救助が呼べない。

 空を見上げると雲一つない晴天だが、気持ちは曇ったままである。
 自分探しの旅で豪華客船に乗っていたら、船の故障により沈んでしまった。
 そして、ここにたどり着いたのだ。
 助かったとはいえ、時間の問題だろう。唯一の救いは非常食があることだ。
 船に乗っていた他の客のものだろうか。非常食の入ったリュックが浜辺に流されていた。
 わずかな食料だけど、何とか生きていける。

 あとは救助を待つだけ……。

「おーい、そこの若い女性よ」
 声がしたので振り返ってみると、白髪の老人がおぼつかない足取りでこちらに向かっていた。
 まさか、ここに人がいるなんて……。
 わたしと同じように遭難した人だろうか。
「あなたも遭難した人ですか」
「そうだ、俺は船長だ。船が沈没してここに流されたんだ」

 思った通りだ。
 わたしは同じ境遇の人に会えて、少しほっとした。

「若者よ、食料を持っていないか。もう三日も何も食べてないのだ。このままでは死んでしまう」
 船長は顔を歪ませて言った。
 そうか、何も食べていないのか。
 食料は持っている。しかし、今さっき会ったばっかりの船長に分け与えるべきだろうか。
 ただでさえ、貴重な食料だというのに……。

 さあ、どうする?

—————————

では、目次から主人公の行動パターンを選んでください。
選んだページによって、話の結末が変わります。

あなたが見る結末は、どのようなものになるでしょうか。

※FC2小説の方でも投稿しています。


話数:全5話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意: