評価:★★★★☆ 3.8
男は花野に囚われている。自分の名さえおぼろである。男の足指の股からは、春になると小鬼が次つぎと産みだされる。たった一人。小鬼に囲まれどこにも行けない男の元に、二人の子供が訪れる。
新潮社「日本ファンタジーノベル大賞」一次通過作を一部分抜粋で短編に仕上げました。全文はまったく受ける気がしません(汗)これだけで完結として読めるように仕上げています。無断転載禁止。無断複製禁止。
話数:全6話
ジャンル:純文学
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
鎮座DOPENESSというラッパーがいる。彼のMCバトルや音源は、Youtubeにアップされているので、一見されたし。フロー(節まわし)が独特で、唯一無二の存在である。信者もいっぱいいるみたい。最初はその良さがわからなかったが、いまはすっかりとはまってしまった。音源のMV観て「このおっさんおもしれえなあ」と思っていたら、私よりも年下だったのは衝撃的。私よりも年下なのに、業界で地位を築きあげている。私はいまだに、何者でもない。その焦燥。脱線しているように見せて、ここから繋げる。『化野』。この世界観は独特、まさに唯一無二。いままでに見たことがない。足の指から小鬼?誰が書けるというのか、こんな世界観。DOPE(かっこいい)の一言に尽きる。一読しただけでは、そのよさに気づけないのかもわからない。だから二度三度。カラスウリさんの世界を知らぬことは、書き手にとって損失である。