雪が降ったら 完結日:2016年1月12日 作者:海之本 評価:★★★★☆ 4.3僕は砂糖でできた人形。 街のはずれにある小さな城でひっそりと暮らしている。 ただあの子を待ちながら。 話数:全4話 ジャンル:童話 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 人形 砂糖 童話 雪 注意:残酷な描写あり なろうで小説を読む
“僕は砂糖でできた人形”そんなお砂糖の王子様の、哀しく温かい、……少し残酷な物語です。寒い雪の夜。凍える体、食べるものもなく、だれも「高級品」とされていた、砂糖を求めます。しかし砂糖をあげてしまえば、お砂糖の王子様は、体をなくしていってしまいます。それでも優しい彼は「さあ、僕をお食べ」と、微笑み浮かべるばかりでした。お砂糖の王子様と、街の貧乏な少女。とても哀しく、可哀想なこの物語に、涙を流し、心を流されてみてはいかがでしょう。この哀しさの中で、何よりも素敵なものを見つけられるはずです。