灰色の鳥 完結日:2015年12月28日 作者:あめ猫 評価:★★★★★ 4.5ちょっと不良に絡まれやすいだけの、普通の高校生、裕也。 そして彼の友達、クラスの人気者の翔太。 これは、そんな二人の間に起こった、とある話の一欠片。 この小説は、ゆくらみんゆいさんの企画で書かせてもらったものです。 僭越ながら、同作者様の作品「ナミダ鳥」をアレンジさせていただきました。 話数:全14話 ジャンル:ヒューマンドラマ 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:学園 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 アレンジ ナミダ鳥 学園 涙 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
──「ねぇ、ナミダ鳥って知ってる?」頻繁に不良に絡まれては、そのたびに友人に助けられてきた主人公の「俺」。ある日、彼は道に力尽きていた一羽の鳥を助ける。灰色の姿をしたその鳥は無事に元気を取り戻し、外の世界へと羽ばたいた。……だが、その出来事が「俺」の、そして友人の運命を大きく変えてゆくことになる。誰にも打ち明けられない心の苦しみを独り、胸の中で抱え続けてきた友人。友人を救いたい──。そう願った「俺」の前にその時、現れたのは?この世は非情だ。お伽噺の世界のように、ハッピーエンドとなってはくれない。それでも何かに頼りたくて、すがりたくて、人は夢を見る。──幸せをもたらす存在の夢を。そして、追い詰められた人間が見たその夢は、時として本当にその人を救う。ナミダ鳥。それは幸せを運ぶ、青い鳥。灰色の翼の下から現れた真の姿に、結末に。読んだあなたもきっと心を動かされるはずです。