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もうあなたの視線に追われていたのは、私ではなかった。
今追わなくていいの?……でも、呼び止めてなんて言ったらいいの?

今更気付いたってどうしようもない。
些細な変化に1番に気付くのは私ではなく、彼女になってしまったのだから。

『どこで私が泣き崩れても、あなたは気づかない。』

冗談だよね?って笑えない。
友達以上恋人未満。
そんな関係に甘えていた罰。あなたの好きを先延ばしにした罰。優しく触れてくれる手を失ってから分かる。

『あなたが何よりも大切だってことに。』

声に出して好きだと言えたら、あの時、もし、もしもこの気持ちを……後悔に押し潰される。
分かっていても、隣にいないことが死ぬほど辛い。

『心が沈みそう。』

あなたが好きで胸の痛みは治らないけど、後悔の海で息継ぎを出来るようになるまで、一緒に辛い思いをしてくれてた人がいました。

『辛かったの同じだね。』

高校を卒業した鈴音。

『あなたの隣に立ちたい。』


話数:全5話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
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職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象