評価:★★★★★ 4.5

ヨーロッパのとある音楽大学に通う主人公は、魔法使いの末裔だった。魔法使いの末裔はそれほど珍しいものでもない。

両親家族を亡くし、家憑きの仕え魔たる少女と二人、静かに暮らし、時に街を守護してた。

そんな平穏そのもののところに、星を砕く力を持ったヴァンパイアの姫君が逃げ込んでくる。

成り行きで彼女を助け家に招き、彼女の、そして追手たちの目的を知ることになる。

姫の目的は、曰く地球の原始回帰。自然界の状態を人間が繁栄する前の状態まで戻す。

追手の目的は、曰く地球の混沌回帰。地球そのものを一からやり直す。

地球は病んでおり、このまま放置すれば遠くない未来に滅びが待っている。それを回避すべく動いているが、その在り方で対立し姫は追われていた。

主人公、ステラは姫君に協力する形で全世界を巡る旅に出る。

そこで死んだと思われていた姉に再会。

その姉と、姫君と、追手たちとを基軸にした、「黒の預言書」という歴史書に出会い、この人類史が、そしてこれからの未来でさえ預言書に記されていることを知る。

歴史という運命に翻弄されながらも、自らの望みを見つけ、その実現の為に決意を固める。星へと祈りを届ける、『世界の祭壇』へと赴き、自らの手で歴史を切り開く。

舞台は現代。剣あり、魔法ありの現代ファンタジー。

小説には珍しい、受け入れられるかわからないマルチエンディングを採用。

読者の選択が物語の結末を左右する。

ご一読あれ


話数:全26話

登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素