評価:★★★★★ 4.5
元服前の少年と、鬼と呼ばれた剣豪の剣法遊び。
目には狂気、技は殺法。少年、その心は何を見る。
老齢の元人斬りはかつての自分を重ね合わせ、ただ剣を振るう。田之倉天膳と四条吉之助。
二人の運命は今、交差しようとしていた。時代小説どころか小説すらほぼ読まない作者のお話です。
歴史にも疎いので時代考証ずたぼろです。
文法作法もほぼほぼ知らず、段落空けすら投稿前に気づく始末。
そんな私のバーチャル江戸剣風記録を、よろしければお読みください。
話数:全4話
ジャンル:その他
時代:江戸
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
少年は美しく、強く、しかし両親を持っていませんでした。もちろん、始めからいなかったわけではございません。突然に、二人ともを失ってしまったのです。その仇を取ろうにも、父を死に追いやったものは、もういない。怒りのぶつけどころがわからず、少年は、鬼を倒して父の名を輝かせんと志します。それは、八つ当たりとも言える行動でしたが、獣のように狂う彼には、必要なことなのでした。しかし実際に“鬼”と出会うことにより、少年の気持ちは変わって行くのでした。江戸時代を舞台にした、強く生きる武士の物語を、是非お楽しみ下さい。