評価:★★★★☆ 3.9
主人公マサトは、ノア帝国の帝都で、ゴミ処理業を務めるサラリーマン。
子供のころは奴隷を侍らせる最高の冒険者を夢見ていたが、自分の才能のなさに諦めて就職。以来マサトはグータラと生きてきたが、宝くじの高額当選から生き方を変える。子供のころ夢見た奴隷を買うと決めた。ダンジョンなどを奴隷と共に攻略し、金儲けして、最後は飛空艇で世界を回りながら隠居生活。マサトはそれを夢見て、当選金を奴隷に投資するのであった。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:成り上がり
その他要素
注意:R15
地味な主人公が宝くじに当選して破天荒なストーリー展開を駆け抜けていく物語ですなぁ。発想や着眼点がなろう系の作品らしくて、とても読みやすいですなぁ。キャラクターも幸せ補正がしっかりと入っており、なろう異世界ファンタジー系の初心者の読み手さまも安心して読めるのではないでしょうか。ダンジョン探索やモンスターや悪漢などに費やされる戦闘シーンもほどほどにしてありくどくないところが良いですなぁ。皆さま、三月の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
1-5を読んでの個人的な分析ですが、まず良いタイトルだなと感心しました。このタイトルで気になる人は少なくてもダンジョン冒険譚とどんな奴隷を買うかまでは確実に気になるはずです。逆に残念なのは登場人物が一気に登場人物してしまい覚え難い事、冒頭で主人公が世界観を説明してしまう事で読み手が主人公に感情移入するのが遅くなってしまうところかな?と思います。奴隷を買うシーンまでを飽きさせない工夫で、冒頭にダンジョンのワンシーンを挟んでからスタートしても良いかもしれませんね。例えば奴隷の名前と一部の特徴だけ出すとか……ただ、この一般人が成り上がってハメを外しますと言う物語は分かりやすく今の流行でもあるので一読する価値ありです。実は感想受け付けてないの知らずに一話目を自分だったらどうする?も書いたんですが、それは許可が出たらお出ししますー。