評価:★★★★☆ 4
人権正規化法に基づく喪失の日誌。
オリジナルはNov 17, 2015 から Dec 07, 2015にmedium.com、小説家になろうに投稿したものです。scifi.skoba.org (medium.com) と重複。
オリジナル: https://scifi.skoba.org/%E7%84%A1%E7%9F%A5%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%87%B1%E6%AD%8C-%E7%9B%AE%E6%AC%A1-dc4c668a0ab1#.wthktfdbn
Revised 1: https://scifi.skoba.org/%E7%84%A1%E7%9F%A5%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%87%B1%E6%AD%8C-revised-1-%E7%9B%AE%E6%AC%A1-9478e92f1741#.v73dthyig
SciFi杯1605大賞特別賞受賞作。
●あらすじ
DNA様物質を基盤とした、代替器官のシミュレーションに成功した主人公は、その臨床を従兄弟に頼む。その技術は、頭蓋内に外部とのアクセス器官を作り上げることも目的としていた。それをきっかけとし、人権の正規化の運動が起こる。それは、代替器官に用いるだけでなく、アクセス器官を作るだけでなく、人間の能力そのものの正規化の運動だった。その流れを見ながら、それを受け入れた主人公は、幸せに至る。
話数:全18話
ジャンル:SF
時代:近未来
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
はぁぁぁぁー、難しいっ!その一言に尽きる。人権正規化法というのが制定された未来の話である。補助脳というのが開発され、人の頭にその種が植えられる。……とまあ、なんというか、ちょっとホラーかと思われるかもしれないが、実はそうではない(それしか分からない)主人公のアキはどうやら科学者らしい。その人の独白と、人権正規法への解釈とで話が進む。アキは後半、徐々に科学者としての知識を喪失していく。おそらく自分で制御?したのだ。コンピュータに自身の脳のマップを移して。とまあ、私が解析できたのはここまで。コレも間違ってるかも知れない。誰か、この作者様くらい高レベルの知識と学識をお持ちの方が、謎を解いてくれることを望む。ちなみに、ここまでSFらしい話を読んだのは久しぶり。