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九月下旬のある日。高校一年生の鈴井晴和(はるかず)は大学生の姉、由希江から自作マンガを読んで欲しいと頼まれ迷惑していた。そんな時入り込んで来た母は由希江の自作マンガにダメ出しをし、自分が中学生の頃の絵の方が上手かったと自慢する。由希江は冗談だと思っていたが、母は自分が中学の頃に使っていたノートを何冊か見せ本当だったことを証明した。由希江はそのノートの何冊か持って自分のお部屋へ。晴和もある一冊のノートに描かれた少女のイラストを眺めていたら突然、その少女が飛び出して来た。恵子(けいこ)と名乗った中学三年生の少女は昭和六〇年頃から目覚めたかのように二〇一〇年代の世の中のことを知らず晴和の部屋にあるテレビなどに驚いていた。晴和と彼の姉の由希江は恵子がいることを両親にばれないよう気遣うことに。翌日、恵子は晴和達の通う高校に忍び込み授業を観察。廊下を歩いている時晴和達の担任の町屋先生に見つかるとすぐに逃げ、さらに本屋さんへも立ち寄り時代の変化を実感する。同日夕方、晴和の幼馴染、桜岡実果帆に恵子の存在がばれてしまう。晴和が昔の絵だから魂が宿ったのではないかと非科学的な推測をすると、実果帆は自宅から彼女の母が二〇年ほど前に描いたイラスト入りノートを持ってくる。恵子が実果帆お気に入りの女の子が描かれたページに手を突っ込むと麻美(まみ)と名乗る小学五年生の女の子を引っ張り出すことが出来た。


話数:全4話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象