猫の瞳 完結日:2016年2月20日 作者:caster5mg 評価:★★★★☆ 4.2※諸注意※この作品は“挿絵と一緒に”楽しんでいただく為の物語です。“挿絵が苦手/嫌い”という方がもしいらっしゃるのであれば、大変申し訳ありませんが閲覧をオススメいたしません。 《追記》 挿絵を担当されたのは別の方です。詳しくは二〇一六年二月二十日の活動報告をご参照ください。 話数:全6話 ジャンル:童話 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 猫 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 合作 小編 犬 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
これは、大人の為の「極上」の童話です。始まりの数行で、心をギュッと掴まれました。美しく、無駄のない、その静かな文体。美しく、想像力を掻き立てる、その挿絵。それに出会う為…心が疲弊した冬の夜に。翠雨光る優しい午後に。水滴の付いたアイスティーのグラスを手に。遠くに聞こえる夕刻の音の中で。私はきっと、何度も読み返すのだろう。この、2604文字の世界に浸る為に。だから…――また、くるよ。
犬は、描かれている猫に話しかけます。でも猫は、うんともすんとも言いません。でも、それでも犬は、話します。その子の事が大好きで、とっても大切な存在だからなのです。季節が変わっても決して離れることをしない犬と、動かない猫の絵に、皆さんは何を感じるのでしょうか?最後には、おお!?となる展開で、とても幸福な展開となります。挿し絵が、より物語を深く見せてくれます。誰も知らない……誰もが「よかったね」と感じる物語を、お手に取ってみて下さい。