評価:★★★☆☆ 3

 小さな世界の話。
 そこには一つの王都といくつかの地方、その中でさらにいくつにも分けられた町が存在した。
 街と街を繋ぐ街道、正確にはその付近の森や山、そこには人や動物とまた違ったモンスターが住みつき時折街道を通る人を襲っていた。
 しかし、それは本当に稀な事であった。何故なら王都に住む歌姫の歌によって人の住む地が守られているから。
 歌姫の歌は人々の心の癒しだけなく、強大な魔法でもある。

 この世界の魔法は音(音楽)により発現する。
 しかし、魔法は誰でも使うことが出来ると言うわけではない。
 自らの魔力により楽器を生み出すことのできるもののみがその資格を与えられる。基本的に一人が扱える(生み出せる)楽器は一種類のみであり、生み出せるもの種類は先天的に決められている――つまり基本的に一人が扱える魔法は一つでありそれは先天的に決められている――。
 ゆえに自分が使いたい楽器と使える楽器が噛み合わなければ上手く扱えないどころか、自分に魔法の力があると言うことに気が付くことなくその一生を終える者も少なくない。

 この世界における魔法使いは『演奏者』と呼ばれ、その性質にもよるが多くの場所で重宝がられる。
 特に比較的モンスターとの戦闘が多い地域ではその存在如何で戦況が大きく変わるため、その価値は飛躍的に大きくなる。

 物語の始まりは歌姫が歌わなくなってから一年の月日が流れた後の事。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 そんな設定で以前私が書いたゲームのシナリオを小説っぽくした作品です。
 週に一回更新が目標。

 ハーメルンさんとpixivさんでも同時投稿する予定です。


話数:全48話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素