評価:★★★★☆ 4.4

ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий  http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。ご隠居様のお城でエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れたわたし(女性です、念のため)は、策略を用いてウェルシー伯領を乗っ取り、紆余曲折を経て合法的な支配権を確立し、帝都の一等地に屋敷をもらいました。その屋敷は、実はダーク・エルフのアジトにもなっていたのですが、わたしは彼らと仲良くなり、事の成り行き上、つい、皇帝を暗殺してしまいました(以上、Ⅴまでの話)。わたしは帝国全体を巻き込んだ動乱が発生することを期待してウェルシーに戻りましたが、待っていたのは、古くからの権利の確認云々と、政治的要求を掲げる騎士たちでした。のみならず、領地ではマーチャント商会への支払いが依然として続いているため(これは、ウェルシーで産出する宝石の販売にはマーチャント商会の販売網が不可欠なため、マーチャント商会側にひどくぼったくられているということ)、面識のあるミスティアのレオ・ザ・デスマッチを抱き込んで、自前の総合商社を作ろうとしますが、問題は、帝国全土で商行為を行うためには帝国政府の営業許可が必要なこと。わたしは帝都に赴きます。そこでは、皇帝暗殺事件の責任が絡み帝国宰相が窮地に陥っていました。これは、ある意味ラッキー、わたしは帝国宰相の窮地を利用して営業許可状をもらおうと画策し、一応、これには成功します。さらに、この機会にマーチャント商会と絶縁し、デスマッチとの総合商社でひと儲けしようとするのですが、ウェルシーに戻ったわたしを待っていたのは、なぜだか、騎士たちとの団体交渉及び争議行為でした。のみならず、絶縁状に激怒したマーチャント商会もウェルシーに軍団を派遣し……


話数:全96話

登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:未登録
舞台:
雰囲気: