評価:★★★★☆ 3.9
表は探偵、裏では人を苦しめる『怪異』を消す処分屋である「守屋 祐(もりや たすく)」
常人が手にすることができない、「この世」、「地獄」、「天国」から望まぬ力を与えられながらも、苦しむ人の為に立ち上がる。
優秀かつ怠惰な極みの動かぬアシスタント「福空 幸(ふくそら みゆき)」と共に『怪異』を処分していく。『怪異』に苦しめられた少女「都 萌香(みやこ もえか)」との出会いが「守屋 祐」を大きく変える。
「守屋 祐」と「都 萌香」は『怪異』と戦い、『怪異』を通じて人と巡り合い、喜び、苦しむ。
共に苦しい過去を持つ者がお互いを支え合い、精神的に成長していく物語。基本的に一話完結なので20~30分で読めるかと思います。ほとんどがハッピーエンドです。
「怪異」と言いますが、怖いものはほとんど出てきません。軽い気持ちで読んでいただけると思います。
出てくる「怪異」や民間伝承などはほぼ創作ですので、そんなものはないと思ってください。
話数:全44話
ジャンル:現実世界恋愛
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:ハッピーエンド
本作の主人公、守屋 祐。やや強面な彼は探偵として働く傍ら、怪異を退治する“処分屋”も務める。 事務所へ持ち込まれる怪異の相談は一見すると意味不明なものも多い。探偵としての推理力、処分屋としての怪異を払う能力。その二つを兼ね備えた主人公と膨大な知識を持つアシスタントの連携により解決される様は、読者をぐいぐいと引き込む強力な魅力となっている。 本作に登場する怪異の多くは、作者の創作である。しかし、それらは人間の本質をついており、時おりドキリとさせられる。 一話一話が濃密で、じっくりと読書を楽しみたい方におすすめしたい。