評価:★★★★☆ 3.5
主人公トウヤは、記憶を失くした状態で、提灯に照らされた石畳の階段の上で目を覚ます。とにかく帰らなくては。どこかへ、帰らなくては。そう彼が向かったのは、階段を上った先。赤鳥居を何本もくぐったその先の神社で行われていたのは、奇妙なお祭りだった。
親友と名乗る青い髪の少年、顔の無い女性、猫の面を被った大男。トウヤをよく知る不可思議な客人たちと、トウヤの忘れた少年時代の約束、罪とは。
話数:全24話
ジャンル:その他
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
ラストに涙が零れてしまいました。最後の縁日。知らないはずなのに、自分を知り、また自分も知っている住人達。神様の声とは何かなぜ名前があるのかなぜ彼らは名前がないのかとても考えさせられる話でした。どこか懐かしさを感じさせ、ふわふわした童話の世界を歩いているような序盤がとても好きです。変わった表現の仕方も和を感じさせ、魅力的です。久しぶりにネットで当たりの作品を見つけたと思う作品でした。最後に番外編を読んでいて、つい「続編はないのか!」と声に出してしまいました。続編というか、番外編その2を期待してます。