評価:★★★★☆ 4.1
株式会社TOブックス様より第01巻~第03巻が書籍化されております。
詳しくは活動報告をご覧ください。◇
世界線を越えて意思を伝える魔法石。
全てはこの魔法石を見付けた時から始まった。◇
魔法石を通じて知り合った少女は、様々な事を俺に教えてくれた。
魔法、魔物、魔族、そして神々とその更に上に立つ存在。
まるでゲームかラノベの世界の話だ。そんな話の中で俺は少女の悲壮なる境遇を知り、異世界に向かう決意をした。
だが、この時の俺は少女の言う危険という言葉を甘く考えていた。
強く願う俺の気持ちに応え少女が異世界転移魔法を唱えた時、俺は世界線を越えた。
しかし、その場所に少女の姿は無く、目の前には警告された現実が支配する世界が広がっていた。
これは帰る手段を失った俺が、異世界で仲間と共に生きていく話。
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
面白くて、最初から読み直しているところです。キャラは豊かですが悪意のものは少なく、イイ感じです。少し気になったのは、良く出てくる「飲食店なのに『カフェテリア』という名前はどうかと思う」と言う表現がありますが、カフェテリアはカフェでは無く、セルフサービスの食堂のことです。たとえば、カフェルーム、カフェガーデン、単にカフェとかにされればいかがでしょうか。
なろう作品の中でも単純なチートでもハーレムでもなく主人公が等身大で異世界に挑む良作です。登場人物一人一人も魅力的で、特に男性キャラクターとの友情描く作品が少ない中で、とても心温まる友情を紡ぎ出すこの作品全体の雰囲気がとても読んでいて心地良く感じると思います。作品も完結し一気に最初から最後まで読めるこれからの読者が羨ましいです。