評価:★★★★☆ 4.4
人類が自ら壊した青い故郷を追い出され、宇宙に散って数百年。第五人工星で暮らすアクアとユズリハは親友だ。しかし、ユズリハは第八人工星への移住が決まり、幼い二人は再会を誓うことで別離を受け入れる。
十六となった二人は互いに意図せずして再会するが、アクアは親友が女子だったと今でも気づかない。その鈍感さに彼の信頼を裏切れないと恋心を仕舞いこんだユズリハは、もう一つ、親友には伝えられない秘密を増やしていた。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:宇宙
雰囲気:未登録
展開:未登録
幼なじみ同士で、なんと男側は女の子を同性の友達だと勘違いしている絶望的な状態から、両想いにまで持っていく女の子がすごい!キャラクターの一人一人に一切余計な人がいないところもいいです。それぞれの過去とか未来とか、そんなのが細かく描かれています。嫌なことがあったり、暗ーい気持ちになったときは是非、読んでください!疲れた心がぱあっと明るくなります!明るい部分ばかりじゃありませんが、大切な人を愛するということの素晴らしさを教えてくれます。本当にいい小説です!
守野さん作品で最も好きな作品です。大切なひとを思い出させてくれる、そんな作品です。単なる恋愛小説としてだけではなく、友情や家族愛・他者への思いやりとはなにかを考えさせられる作品だと思います。ただし、仕事をしている社会人の皆さんは、平日には決して読んではいけません。次の日、お化粧できなくなってしまいますので(苦笑)