境界明睡輝譚 完結日:2016年4月20日 作者:九藤 朋 評価:★★★★☆ 4.3常人とは異なる不思議の住人たちの話。 竹林に囲まれた家に白狐の精が住まい、寝込んだ娘が許嫁から煌びやかな細工物を貰い、広大な湖の主は己を呼ぶ声に戸惑う――――――――――――――。 三話形式のオムニバス。 『鏡なる湖の花』とリンクしています。 カクヨムさんにも掲載。 話数:全3話 ジャンル:純文学 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 不思議 境界 妖 月夜 異界 白狐 竹林 花 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
人は、いつ、子どもから大人へと生まれ変わり、どこで「恋」を覚えるのでしょうか。もしもその答えを探し求めているなら、この物語に手を伸ばしてみてください。きっとあなたをその境目へ連れていってくれるでしょう。初めての感情に戸惑い、けれど心を震わせ、それをそっと受け入れようとする「人々」の姿が、そこにある──。本作「境界明睡輝譚」は、ぜんぶで三つの短編からなるオムニバス形式の小説です。どれも字数は少なく、柔らかな言葉遣いが美しい雰囲気を創り出しています。各話に添えられた綺麗な写真は、あなたの想像をより引き立てる役割を果たしてくれます。読むのに時間は要りません。どれからでもよいので、お手に取ってみませんか。優しい気持ちが、優しい世界が、ここであなたを待っています。