評価:☆☆☆☆☆ 0
どの組織にも属さないフリーランスの諜報員、ルビー・チューズデイ。ある任務の失敗を咎められた彼女は、拷問と薬物によって記憶を失ってしまう。そんな彼女に与えられた新たな任務は、テロ組織ASISに寝返った元CIAエージェント〈サタン〉の抹殺だった……。チューズデイの記憶のカギを握る男〈サタン〉。そして、CIAとASISの裏で暗躍する謎の組織『シンジケート』とは。女スパイ、ルビー・チューズデイの活躍を描く本格スパイアクション小説。
(カクヨムと同時連載)
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
その他要素
頭の中に映像は浮かぶが、すぐに映像化という無粋なことはするまい。ところどころにあるリスペクトと遊び心には、知っていればクスリ、と笑え、知らなければなんだろうとも思わずスルーしてしまうような嫌いがある。最新鋭の装備をそろえてくるがやっていることは冷戦時代からあまり変わらないような。影のある人物はやはり影があり、一癖も二癖もある人物だろうなという予測を外すことはない(ほめ言葉です)個人的には、無駄に装備を使わなくても自然にスマートホンなどを使わせればいいし(専用プロトコルで通信傍受できない設定とか)エンドクレジットまで長いような気持ちになってしまう。読むならばちょっとずつではなくて、一気に読み通す時間があるときに、お勧めする。いわゆるハードボイルドっぽいものがすくないなーと思う昨今で読み応えのある作品と思う。今後、どうなりますか。