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水妖記を読み返そう。
そう思ったんだけど、
アーサー・ラッカムの絵の入った、
あの美しい本は一体どこいったか。探したけどみつからない。
なのでこれから語るのは、
記憶とイメージにある、
私の中のウンディーネ。「ひきこまれるわよ、気をつけなさい。その川はずるいわ」
「少女は恋人に戯れのようにキスをした」
「わたしは水の娘、父は水界の王」
「きっと、魂ってとても重いもの」
「しかも、このうえなく美しい花をつれて戻って来た」
「魂なぞ、捨ててしまえ。我らのもとに帰り来よ」
「お嬢様が、私の娘なら両肩の間に痣があるはず」
「我に従がえ。我とともに滅べ」
「泉を封印して以来、ウンディーネは、臥せりがちになった」
「屍の皮膚を蛆が喰いやぶるように群がり蠢く」
「それを口にしてしまわれましたのね。もう、お傍にいられない」
「みな夢。いつかさめる。ならば、俺はさめぬ眠りにつこう」「あの人を涙で殺しました」
※これは破滅の恋の物語。だがしかし、美しい。
残忍なる騎士フルトブラント、黒茨騎士団長。
騎士さんはどS、破滅型の悪党っぽいお方です。
話数:全12話
ジャンル:異世界ファンタジー
時代:中世
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象