評価:★★★★☆ 4.3
幼い頃から引っ込み思案で根暗な少年、伊達賢一。中学生になって陸上部に入るも1ヶ月で退部。そんな彼は生徒会選挙の係で江川悟という男子と出会う。彼から図書室に呼ばれて思いもよらない勧誘を受ける。この二人の出会いから『文芸部』の歴史がはじまる――。賢一たちと一緒に馬鹿で楽しい青春を一緒に過ごしてみませんか??
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2016年7月1日
作者:IDECCHI51
幼い頃から引っ込み思案で根暗な少年、伊達賢一。中学生になって陸上部に入るも1ヶ月で退部。そんな彼は生徒会選挙の係で江川悟という男子と出会う。彼から図書室に呼ばれて思いもよらない勧誘を受ける。この二人の出会いから『文芸部』の歴史がはじまる――。賢一たちと一緒に馬鹿で楽しい青春を一緒に過ごしてみませんか??
幼い頃から引っ込み思案で根暗な少年だった主人公が、活発で積極的な友人とともに【文芸部】を発足させていくお話。クラブ活動と言うのは意外に、卒業後、社会に出た時の重要なファクターになり得るのです。それにしても、中学生の頃というのは、ちょうど子供と大人の境目みたいな微妙な時期。些細なことで気持ちが揺れたり、いろいろ深く考えこんでしまったりするものです。そんな年相応の心理が丁寧に描かれており、現役中学生なら共感できて、もう大人になっている人なら、懐かしいなと思えることでしょう。ちなみに。舞台は広島県広島市。県民たちよ、今こそこの作品を読むべきだ!!他県民の方も、もちろん!(^^)!
今、青春の日々が蘇る。内気な少年伊達賢一と、文芸部をつくるという夢を持った少年江川悟、そして生徒会の少女高木玲が出会った1998年の一学期。三人は共に未来に向かって進んでゆく。今、感動の物語が小説家になろうに蘇る!(作者の手によって)本作を読んでいて、自分の青春を思い出し、人は出会いと別れを繰り返して生きてゆくのだなぁ、ということをしみじみと感じました。心に残る名作でした。うん。純然たる青春ドラマだ。(^^)なによりも、ラストの伊達賢一の決断に涙しました。これこそ、イデッチ文学の最高峰であること間違いなし、と思いました。これから先、もっと素晴らしい作品に出会えるかもしれませんが、今まで読んだ作品の中では間違いなくイデッチさんの代表作です。イデッチさんの優しさがにじみ出た感動ものの名作中の名作!