評価:★★★★☆ 4
日本古来の美が花開いた平安時代。
貴族たちは優雅で艶やかな暮らしをし、この世の春を謳歌していた。けど、俺が未来から転移した先はアラフォーの下級役人。
「貴族にあらずんば人にあらず」
出世も成り上がりも見込めない一般人が、平安の都で必死にもがく物語です。
話数:全93話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:平安時代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
完結日:2016年6月15日
作者:竹モード⭐ピア脳
とても独創的な設定の御話ですなぁ。平安時代の下級役人に転生したアラフォー男のストーリーなのですが、世界観もとっつきやすく、丁寧に紡がれている文体はなろうの読み手初心者さまから玄人まで幅広く楽しんで頂ける作風ではないでしょうか。昨今のなろう系チートファンタジーとは一線を引いているマイナーな世界をモチーフにした作品として新鮮な感じがしますなぁ!皆さま、五月の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
あらすじを読んで、また転生ものか〜、平安時代とはまたマイナーな等と思いつつも最新五十話まで読みました。が、面白い!貴族に非ずば人に非ずと言われた貴族文化。そのなかで、平民?クラスに転生した主人公の悪戦苦闘の物語。わずかな現代知識から少しずつ環境改善を図る主人公だが、その波紋は意図せずビックウェーブを巻き起こす!でも、これだけなら、他にも沢山あるよね〜。あくまでも私見ですが、この小説には、裏テーマがしっかりあるのでは?アラフォー男の葛藤と情熱の再生とでも言えば良いのかな?こうしたバックボーンがある物語は、最近の読もうのなかで乱造された軽薄で中身の無い作品とは異なり、読み応えある作品になっていると思います。ハーレムとチート無双に飽きた貴方!読んでみて下さい。