評価:★★★★☆ 4

 初めて姿を見たときは満開の桜の樹の下だった。
 初めて会話をしたときは眩い葉桜の下だった。
 奇妙な人だった。
 死にたがりの顔がわかるらしい。
 死にたい人の気持ちが知りたいらしい。
 死にたいわけではないらしい。
 俺は、正直変な人だし関わりたくなかったけど、もう一度だけ話がしたかった。
 そして死の話をした。

 しばらくしたら、その兄弟は行方知れずになった。死んだのだと思って、忘れることにした。

 桜色の可愛いレターセットに綴られた遺書という名のラブレターが届いたのは、次の春。桜の季節だった。

※※※※※※※※※※※
 そうだ、心中ネタ書こう。
 と思ってカッとなって書いた。
 死ネタ・近親相姦・性的虐待注意。
 エロいの期待してる方は期待には添えません。
 こころ形式の前後編です。


話数:全2話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素