評価:★★★★☆ 4.2
僕の入ってしまった文芸部には、『指南先輩』というはた迷惑な上級生がいる。彼女は人と目が合うと『小説の書き方指南』を行なうという悪癖があり、その独りよがりかつ独自理論すぎる指南は文芸部内において『災害』として扱われていた。
これはそんな災害たる指南先輩と、彼女が災害だとわかっていながら文芸部に律儀に出席する小説初心者の僕が、どうにかこうにか一つの小説を書き上げていくまでの物語である。副音声
※この物語は作者が紙にまとめた文字書きのノウハウをデータ化する際に『ただデータ打ち込むだけって仕事かよ!』というウンザリ感を覚えたために、物語調にしてしまったものです。基本的にここで行なわれる指南や会話は個人の感想であり世界の真理ではありません。また、『ヒットする小説の書き方』ではなくあくまで『小説の書き方』です。ご覧になられる方はそのことを念頭において、創作物としてお楽しみください。
話数:全18話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
このサイトで色んな作品を読んでみて『自分も小説を書いてみよう』と思った人も少なからずいるはず。 でもいきなり書き出して大丈夫なの? 書いたけど話の前と後でストーリーが違ってきた、後の展開を考えてなくて詰んだ。 何事も準備せずに始めると思わぬ所でつまづくもの。 このエッセイは指南先輩が懇切丁寧に(頼んでもないのに)教えてくれます。 プロットの重要性は? コンセプトの和訳は?(今さら)あらすじ、キャラクターの作り方は? それぞれ順を追って学べます。 無事後輩君は思いつきで言った小説を書けるのか、そして脳内妄想をきっちり形にして先輩から賞賛(ごほうび?)をもらえるのか。 先輩が用意してくれたテンプレートも実用性充分。 各話の出だしが妙に心に残る実技指導型エッセイ、小説を書きなれた人もどうぞ。