評価:★★★★☆ 4.4
7月、晩夏の日差しが指す頃、ナルコレプシーの夢見少女、遠野ユメコは自殺者が多発するという踏切へ通うようになる。夢か現実かもわからないまま、何度も電車にはねられる夢を見るユメコ。そこには、白いワンピースを着た少女の幽霊がいた―。
自動筆記、念写、夢見に幽霊?不思議な女の子たちがおりなすライトホラーノベル。……とはいったもののホラーではなく伝奇小説です。
『聲寄せ少女は死者を唄う』『自動筆記者は白鳥と踊る』の続きです。1作目
聲寄せ少女は死者を唄う
http://ncode.syosetu.com/n3533dh/2作目
自動筆記者は白鳥と踊る
http://ncode.syosetu.com/n4726dh/3作目(本作)
夢見少女は水月を抱く
http://ncode.syosetu.com/n9979dj/4作目
蛇憑き少女の遠恋歌
http://ncode.syosetu.com/n0396do/5作目
聲寄せ少女の、さよならと、始まりの朝の歌 (完結)
https://ncode.syosetu.com/n3499ei/
話数:全39話
ジャンル:異能バトル
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
心臓が動いてたら生きてる。とまってたら死んでる。 肉体の生き死には、そうなのかもしれません。 じゃあ、精神の生き死にってなんでしょう。 なんにも楽しいことがなくなったら、死んでるのも一緒かもしれない。 向こう側に、好きな人や大切な人がいるのなら、あっちへ行ってしまったほうが、むしろ幸せなことなのかもしれない。 それでも、やっぱり簡単に踏み越えてはいけない。 あっちにいる人がそれを望まなかったり、こっちに居る人にひきとめられたりして。 だからみんな生きて、そして、いつか決まった日を迎えたら、気持ちよくさようならをするのでしょう。