魔法工女？　リメイカーほまれ

高校生の朝風穂稀（あさかぜほまれ）は、ひょんなことから鎹（かすがい）という「ござる語」で喋るレンチと出会った。
鎹は、『規格外（アン・スタンダード）ナノマシン』が人へ注入されると人の遺伝子を組み替え、人格を豹変させる『遺伝子波動革命（ゲノム・アンデュレーション）』を起こし、最後に欲望に依存し姿を変貌させた『人の果て（ヒューマン・エンド）』に姿を変え、町を……そして世界を破滅へと導いていくのだと語った。
その人の果てをもう一度人の姿に修理する『修理の力素子（リペア・ヴェクト）』の力を穂稀は持っており、その力を使い、鎹が変身するレンチの杖で修理の力素子を最大限に発揮できる魔法工女（まほうこうじょ）へ変身。
『リメイカーほまれ』として人の果てと戦い、この町を守る使命を帯びることとなった。
曲がったことが嫌いで正義感の強い、明るく元気な穂稀と、普段はレンチ、真の姿は雷鳥の鎹。
穂稀を取り巻く友人たちとの学校生活。
ナノマシン開発会社『高羽テクノス』そして穂稀が通う学校に転校してきた高羽テクノスの親族、高羽宗志（たかばねそうし）と高羽阿梨子（たかばねありす）。
話が進むにつれて見え始める高羽テクノスの暗部――。
スポーツ大得意な少女と侍レンチの不思議なコンビが織りなす魔法工女・リメイカーほまれ。
ちょっと未来の物語ですが、魔法少女（工女）は今も健在しており、彼女はこの十数年で一企業で町を市へと変えた巨大企業『高羽テクノス』のお膝元、某県高羽市を舞台に活躍を見せることとなります。