評価:★★★★☆ 4.2
あたしはいわゆる不良という人種だ。
自分で染めたくすんだ金髪に、特攻服。
それも、かなり古いタイプの。
まあまあケンカを売られることも多かったあたしの靴箱に、ある日『果たし状』が入ってあった。時間通りに校舎裏に行ってみると、そこにいたのはケンカとはあまりにも無縁そうな、ひょろりとしたメガネの男だった。男はあたしに気がつくと、眩しいまでの笑顔でこう言ってきたのだ。
「好きです、つきあってください!!」「すまん、ムリ!!」
即座に断った。
そのはずなんだが。
……どうしてストーカーになってんだ!?*日向るな様主催「ガールミーツボーイ企画」参加作品です。
注意:R15