評価:★★★★☆ 4
マエスティティア大陸に存在する公国のひとつファールンは、突如隣国ナハト公国に攻め入られた。ファールン公国の少年公子リュディガーは母に手を引かれ祖国から落ち延びる。その先に待つものは救いか、破滅か――。
※こちらに出て来る悪魔は文献等をもとにしてあります。名前をもじっているので出典先をご存知の方には違和感があるかも知れませんが、ご了承下さい。
※セルバンテス様にも掲載させて頂いております。
話数:全45話
ジャンル:エピック・ファンタジー 異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
(レビュータイトルは一読者の解釈に過ぎない事をご了承ください)こういった作品名で悪魔を題材にしているとなると多少は展開が予想出来るし、想像して心構えをしておこうと思って読みましたが終盤はどんどん予想を裏切ってくれて、ラストも序盤で想像したものとはまったく違い、最後まで楽しませて頂きました。主要人物の心情とそこから広がる解釈を比較的しっかり辿っているにもかかわらず「蛇足」になりそうな部分を削って「想像の余地」とする部分は残されており、その部分に想いを馳せるだけで読了後もしばらく余韻に浸らせて貰える作品です。完結、お疲れ様でした!素敵な作品をありがとうございます!(脱字修正に再投稿しました、申し訳ありません)
滅びゆくファールン公国。美しい母に手を取られ、幼い公子は命からがら落ち延びる。裏切りと救いが交差するその先で、公子が願うのは世界の終焉なのか。それとも—————。大変迫力があり、文章も流麗です。まだ10話目ですが、毎回の更新が楽しみでなりません。目次下部&本文に置かれている美麗イラストも必見です!!!