評価:★★★★☆ 3.9

第一話「戦場の青き薔薇」
世界の西方ルディア王国は隣国ブルトルマン帝国への遠征をおこなっていた。
ルディア軍の軍人ローズ・ラズワルド中佐は戦慣れしていないルディア軍の中で才能を発揮して奮戦する。
しかし、敵将リスティッヒ元帥の神をも畏れぬ暴挙、陋策の前にルディア軍は壊滅。
敗走の最中、部下を逃がすために一人敵の竜騎士と戦ったローズは何とか命拾いするが……

第二話「閨門の白い木春菊」
マーナガルム覚醒に伴う騒乱によってブルトルマン帝国では和平の気運が高まっていた。それを受けてルディア王国との和平を実現すべくツァールトリヒト元帥らが来訪。ブルトルマンは先に手を差し伸べた代わりに第二王女マーガレットを事実上の人質として差し出せと要求した。国のためとルディア王国はこれを了承。
帝国内の戦争継続派など立ちはだかる障害からマーガレットを護り、無事に送り届けるために一騎当千の力を持つ愛騎とともにローズは護衛団を率いてルディアを発つ。

第三話「堕ちた鬱金の水仙」
護送任務を終え、無事帰国したローズを待ち受けていたのはルディア王国の建国記念祭だった。建国記念祭は、かつて貴族が社交界という閉鎖社会で政治を動かしてきたように、各国から招いた王侯貴族や政治軍事の高官たちとの外交の場でもある。
救国の英雄であるローズの出席は半ば義務であり、ローズとしても将軍として中央に人脈を築く好機。ローズはヴィクトール、中央軍で軍籍移動の手続きをするスカーレット、それにブルトルマン帝国の次期皇帝として十年ぶりに招かれたモルゲンュテルン元帥とともに政争の戦地王都へ向かう。

第四話「地を染める千草の花」
ローズたちの奮闘もあってイースウェア軍の侵攻を退けたルディア王国。しかし、相次ぐ戦いは軍はもちろん、人心、国土にも深い爪痕を残していた。
破壊された村々の復興、焼かれた田畑の補償などに国土と信頼の回復に努めながら人員を補強し、兵を鍛え雌伏の時を過ごしていく。しかし、西方が傷を癒す間にも中央の政争は続き、近隣諸国の動きも慌ただしくなりつつあった。



登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:
舞台:
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象