評価:★★★★☆ 4.2
ド派手な青と黄色の極太ストライプのローブをひるがえす、その魔法使いは少々風変わりな青年だった。
青年テオは、ある日奇妙な卵を拾う。生まれたのは、なんとも不気味な姿のゴブリンだった。テオは彼女にかけられた呪いをなんとか解こうとするのだが……。その頃町では、稀代の魔女アンゲリキが舞い戻ってきたという噂は広がり、不穏な空気が流れていた。魔女が王国に復讐を企てていると。そして怪異が起き始め、次第にテオたちも巻き込まれていった。
※「カクヨム」にも掲載しています。
話数:全148話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
ファンタジー小説が好きな人は読み始めたら止まらなくなるであろう名作今時ファンタジーの様な都合の良いばかりのお話でも無くなろうに多いハーレムでも無く、特別な心の強さを持った主人公でも無く正統派ファンタジー&純愛等身大のキャラクター達が生き生きと日々の些細な事に楽しみ悩む日常とそれを脅かす大きな事件そんな事件の犯人に対しても色々と思ってしまう人間味溢れる魔法使い重くなりそうなシーンも上手に柔らかく表現されて読み易く読み終わった時にはほっこりした気持ちになれる素敵な作品ですもっと色々伝えたいけど気持ちが先走って余計な事を書いてしまいそうなのでこの辺でやめておきます
説明は要らないまさに「王道ファンタジー」。 「救国の魔法使い」とうたわれた天才魔法使いテオは、数年前に起こった王子ディオニスのクーデター事件以来、王宮とは距離を置き弟子のニコとともに、城下町のブロンズ通りに引っ込んでいい加減な魔法屋を営んでいた。しかし、ある日気まぐれでゴブリンの卵を拾ってしまう。それを境に、次第に恐ろしい魔女の計略に巻き込まれてゆく三人。テオは左目を魔女に奪われ、魔力を弱められていたのだった。魔法バトルのスケールの大きさと、描写の上手さで惹きつけられました。ファンタジーには珍しい張り巡らされた伏線、謎解きの面白さが相まって、途中で読むのをやめられず一気読みでした。 ゴブリンとテオの不思議なロマンスを中心に、ゴブリンの正体が物語を大きく動かしていきます。冥府の王の出現と、黒竜王との戦いのシーンは圧巻!抜群の外宮さんの描写力をぜひ体験してください!
冒険とロマンスと優しさで溢れた極上のファンタジー!ブロンズ通りで魔法店を営むテオドールとその助手のニコ。彼らが拾った一つの卵──その中から現れたのは四つ目のゴブリンだった!謎のゴブリンを巡って、彼らは王国を震撼させる事件に巻き込まれていくことになる……。緻密なタッチと表情豊かな登場人物たちが織り成す冒険譚。ページをめくるたびにワクワクする気持ちが加速していき、物語世界へと引き込まれていくこと間違いなしです。そして、読み終えた時には、きっと一番大切な人に会いたくなる──そんな素敵な物語です。
「ハ○ポタ」や「ダ○ン・シャン」で培われた作者の感性が織りなすファンタジーは、どんな人でも虜にする珠玉の夢世界!特に話の作り方が随一で、児童書とライトノベルを完璧に織り交ぜたその語り口は万人の少年・少女心を震わすこと間違いなし!しかも場面ごとのパートがしっかりとわけられ飽きさせないので、長く良い作品を読み続けたいあなたにはうってつけです!そしてなんといっても心を惹かれる登場人物!清々しくてまさに主人公なテオに、いつも健気なニコ、そしてヒロインは可愛い……けどゴブリン!?ほらね、楽しそうでしょ!次の展開に胸躍る。駆け引きも壮大な眺めも全て鮮明に映える物語。大きな童話絵本を開いているような感覚に、その世界に、あなたも浸ってみませんか?
作り込まれた世界観、個性豊かで生き生きと動き回るキャラクター。まさに本格ファンタジーです。児童文学を思わせるストーリーは読みやすく、かといって子ども向けという訳でもありません。戦闘シーンでは血も流れますし、少し複雑な恋愛要素もあるのです。この物語の魅力はなんといってもキャラクターですね!まず主人公が変人。でもこの奔放っぷりが読み手を強く惹き付けます。ヒロインは人間ではない上に謎をたくさん抱えていますし。個人的におすすめはデュークという主人公に従う悪魔。従順なはずなのにどこまでいっても本質は悪魔であり、その姿勢には痺れます。発言は鬼畜なのに、です。ワクワクしたい方、ファンタジーが好きな方、個性的なキャラクターが好きな方はハマると思います!ぜひ、ご一読ください!
みなさん、「ハリーポッター」や「ダレンシャン」のような作品はお好きだろうか。はたまた、ディズニーの様な作品はどうだろうか。一度読み始めたらドキドキワクワクが止まらない、夢中に読みいってしまう魔法ファンタジー。その内容は読者の皆様自身で感じていただきたい。伏線を考えなから読むのが好きな人にもオススメです。非常にしっかりしています。最近あなたはドキドキワクワクしましたか?児童書のような、童話のような作品でほっこりと心温まりましたか?数話読めば引き込まれること間違いなしです。この世界の扉を開いてみてはいかがでしょうか?
読み始めたら止まらない!そんな、胸おどるファンタジー作品です。謎が散りばめられていて、展開が気になって読むのが止まらなくなりますよ!物語は魔法使いの青年が、魔女のひき起こす怪事件に立ち向かいつつ、日常ではヒロインにかけられた呪いを解こうとするという王道ストーリー。しかし、このヒロインがイレギュラー。だってゴブリン……。本作は、自由奔放な魔法使いのテオをはじめ、とにかく登場するキャラたちが魅力的。テオを慕っている弟子のニコ、呪いをかけられたゴブリンのベイブ、それに使い魔に、魔女に、炎の魔物。それぞれが生き生きと動きまわっています。謎めいた黒竜王も主人公顔負けの大活躍。魔女の企みとは何?テオやベイブが抱えている秘密って?この思わせぶりなセリフが気になる!と、気がつけば物語の中にのめり込んでいることでしょう。ドキドキわくわくの絶品ファンタジー、ぜひみなさん読んでみてはいかが?
この作品は魔法使いの青年テオが、弟子志望の少年ニコやヒロインのベイブと身の回りや国の事件を魔法で解決していくという、まさに王道のファンタジーです。……ただし、ベイブは四つの目を持つゴブリンです。本来美少女だったりするところですが、正真正銘、子鬼の容姿をした女の子です。ですが、ちゃんとヒロインです。女の子っぽく振る舞うそれはきちんと愛らしく、最初は違和感バリバリだった読者さんでも、次第に可愛らしく見えること間違いなし。主人公テオの奔放な人柄ももちろんのこと、黒竜王ディオニスたち脇を固めるキャラクター達も非常に魅力たっぷりです。魔法の世界で個性豊かな彼らの生活と、それぞれの謎を探る物語です!