評価:★★★★★ 4.5

一〇年ぶりに故郷に戻った田神朋は、初日に出会った伊上伊織に既視感を感じる。『約束』を思い出し、かつて幼馴染みであったことや、不可思議な『能力』などを思い出す。だが朋と伊織はそうなった時の記憶がない。そして二人は顔のない少女が登場する夢を見るようになる。
そんな折り、伊織が生徒会長選挙に出馬、当選する。
この頃から二人の周りで奇妙な現象が起こり始める。
ある日『ドラゴンの影を見た』との証言があり、朋と伊織は調査に乗り出す。
その『ドラゴンの影』と対峙するが、何も出来ない二人。
その時結城千里が現れる(魔術協会の魔女)。
その場を千里が収め、後日、千里は転校生として学校にやってくる。
先日の現象は、朋と伊織の『力』の干渉に起因すると説明され、二人は一旦距離を置くことになる。
大好きな伊織と引き離された朋は辛い日々を送る。
再び関係者が集められ例の現象を調査した結果、朋と伊織の『力』によるものだと説明される。
朋と伊織は『ドラゴンの影』を御す。
そこで暴かれる『茂庭の家』の策略。茂庭家はその『ドラゴンの影』を構成する『魔力』を『魔女』の家系に生まれながら『魔力』を持たない茂庭侑花(前生徒会長)に注ぎ込もうとしていた。
それに対抗したのは外ならぬ茂庭侑花だった。
一〇年前、ある少女(魔女)から『魔力』を剥ぎ取る術に失敗した茂庭家は、その少女を犠牲にし、その事故をなかったことにした。その際、少女の『魔力』は朋と伊織に分割・内包された。そして事故を隠蔽するため、朋と伊織を遠ざけた(朋は父の転勤で遠地に)。
その時雷光が周囲を覆い、朋と伊織は闇の中に引きずり込まれる。
そして『約束』を思い出す。
それは一〇年前に二人が内包する少女と交わした『約束』だった。
二人は『約束』を果たすため小学校の校庭にある桜の木に出向く。
そして、夢で見た少女(魔女)、雪沢悠里が姿を現す。
そこに千里が現れ悠里を捕縛しようとするも、侑花の妨害に遭い失敗。そこに茂庭の長たる老人が現れ、朋に術を施し人質にする。
気づくと朋と伊織、悠里、そして侑花は茂庭家の地下牢にいた。
そして茂庭の長たる老人は『魔力剥奪』を試みる。
しかし朋は自らの命を削り暴走。老人を打ち負かす。
朋の暴走を止めるため、悠里は自らの意思で二人に融合する。
朋、伊織、そして悠里は、見えない絆で結ばれ、一〇年という時を待つことになる。


話数:全9話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
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時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素