評価:★★★★☆ 4
機械工学の絶頂期、人はついに生体脳の模倣に成功した。
既に実用段階に入っていた擬似生体機械を組み合わせ、開発された思考する機械。
人により産み落とされた、新たなる種。人に寄り添い、助け、導くことが可能な成長する機械。人のパートナーとして開発され、成長し、そして人をさらなる高みに押し上げることを期待された、人工生命体。
そんな彼ら、彼女らが産声を上げたその日――――核の炎が、全てを焼き払った。
全てが崩壊した世界で、唯一体、目を覚ました彼女は、何を想うのか。
※このお話は、友人に以下の指定をされて書き上げたショートストーリーです。
★核戦争後の草一本生えない大地に一人でシェルターに残されたロボットが花の種を育てる話
★救いの無い、黒ロリの話
話数:全3話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
もう、このタイトルの通りです。 1万文字のショートショート。 文庫本で言うなら、見開き10ページ程度でしょうか。 最後のオチもこれなんです。もう、この通り。なんのひねりも、どんでん返しもない。 じゃあ、何がよいのか? キャラクター小説ですから。人と人との絡み。そういう楽しさもない。だって、ロボットしかいないんだから。 荒廃していくディストピアな世界。 ロボットが求める生き方っていうのを「くるわ言葉の愛玩ロボット」が人がいなくなった土地で求め始める。 火の鳥を少し連想してしまった。 好む、好まざるは人によるかもしれない。 SFが好きで、独白とか読むのが苦じゃないならおすすめです。 ただ、それだけです。 安心して読める作品だと思います。