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 「人狼」
 それは古より存在した「人ならざる者」
 人であって人でなし。
 狼であって狼でなし。
 故に人類は彼らを忌み嫌い、何世紀にも渡って戦争が行われてきた。
 彼らは住処を追われ、いつしか人間社会から忘れ去られていった――――。

 時は現代。
 人狼、吸血鬼など、かつて実在したはずの異形は伝承のみの存在となり、数多の物語の中で語り継がれるようになった。
 しかし人狼は、過去より蔑まれてきた記憶を忘れてはいなかった。
 人類の目を逃れ、1つの組織として結集していた彼らは遂に蜂起。
 侵略を開始したのである。
『我が同胞よ! 今まで虐げられてきた人狼族の怨念を晴らすのだ!』
 人間社会に溶け込んでいた人狼は瞬く間に人類の作り上げた文明を破壊した。
 人類に対抗する術は無く、世界の殆どを制圧された。
 生き残った人類は結集し、レジスタンスとして人狼と戦い続けた。
 一枚岩に見えた人類であるが、やがて二分化される。
 1つは、完全に人狼を絶滅させる事を目的とした「赤ずきん」。
 もう1つは、協力する人狼を擁護する一方で、反抗する人狼の殺戮も行い、地上に『神の大地』を築かんとする「涙の教会」(通称:ティアーズ)。
 時に協力し、時に相反する2つの組織は、氷河期を迎える地球上で収束のつかない戦いを続けていた。
 
 舞台となるのは、侵略から10年後の世界。
 組織「赤ずきん」の中でも特に異端児として名を馳せていた、24歳の女性ガンナー、ジャンヌ。
 別名:赤ずきんの復讐者(The Avenger of Little Red Riding Hood)。
 家族を皆殺しにされたジャンヌの壮絶な復讐劇が幕を開ける――――!


話数:全18話

登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素