評価:★★★★☆ 4.3
時は現世、とある方法で十二億の大金を手にした充嗣。
その方法とは銀行強盗、気が付けば充嗣は己が好んでプレイしていた【FPSで銀行強盗をするゲーム】に取り込まれていた。周囲には三人の仲間、充嗣はゲームの世界であると知りつつも、その抗い難い魅力溢れる世界へと埋もれていく……。「やってみれば分かるよ、普通に働くのがさ、本当に馬鹿らしくなるから」
話数:全66話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
読んでいてアドレナリンが溢れてくるのを感じる、そんな小説です。ド派手なアクションは中毒性の塊。個性的なキャラクターの言動には実際にそこにいるかのような印象を受けます。ゲーム転生したのがプロゲーマー(商業的意味でのプロ)レベルならこんな主人公だったろうなと、色々な意味で強さを感じる魅力的な主人公が、鉛弾飛び交う硝煙の世界で活躍する。読み始めたら止まらない、この小説を是非一度手に取ってみてください。
この作品のはじめの前書きには銀行強盗のゲームの世界に転生も他の転生モノもあるしそんくらいありそうという旨の前書きが書かれています、この文の作者さんはアクションも、キャラの特性も理由付けもかなりハイレベルな物となっています、それでいてプロットを作成してないという底辺の私からしたらそれはそれは素晴らしい作品です、作者様のスペックも素晴らしいですがそのスペックを誇る作者様が書いた作品自体もアウトロー感を出しながらもしっかりと世界観に引きずり込んで離さないという丁寧な書き方がされています銃などに知識がなくとも読めますが逆にミリタリーや軍事、犯罪心理学などに造詣がある方はより楽しめると思います、是非とも一度開いてみることをお勧めしたい作品です。