評価:★★★☆☆ 2.5

ママンが死んだのはちょうどボクがハイティーンになった頃だった。お気に入りのレコードを落っことした夕暮れ。聴いてもいないのに頭の中でリフレインするのは遠い旋律。ごった煮した闇鍋はSF的な不可逆性を内包し、秋の夜長に消えていった。そういえば、友人のハリィが笑っているメンションの603号室からの桜は切り倒されたのだった。導線コイルを巻き直せば慟哭。あのクソったれな共産主義国家に蹴りを入れて、いよいよ「サラバ、同胞よ」と勇ましく銃剣を満月に向け突き刺す。ここは静かな森の湖、赤い赤い幻想の廃水処理場。12年前のあの市民プールでの殺人事件を振り返る。はぁ..,


話数:全10話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象