評価:★★★★☆ 4.1
私、草橋ミナ。華やかな芸能界で歌うシンガーソングライターを目指して、下積み中の二十四歳。
ある日、私は酔っぱらいに絡まれて、そこを若い男の人に助けていただいた。
突然現れた白馬の王子様に、胸がときめく私。でも、意味深な発言を残してすぐに去る王子様。
「オレ、男も女もいけるクチだから」えっ?? どういうこと?
私は王子様と再会できるの?
そして、私……メジャーデビューできるかな?*******
拙作「歌姫と銀行員」で二人が出会った頃のお話です。R15描写は、残念ながらありません。
名刺代わり、お試し読み程度の中編となります。
拙作をお読みでない方も、まずはこちらをどうぞ。
話数:全5話
ジャンル:ラブコメ
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
シンガーソングライターを目指すminaの下積み時代を女性視点で丁寧に描かれております。「白馬の王子様」と「両刀使い」で釣られた貴方いらっしゃいませ。R15皆無ですが、それを十分補う程のよく練られた設定です。日常あるあるなライブハウス、路上ライブで自分の歌を届ける為に必死で奮闘する主人公ミナ。路上で助けてくれた白馬の王子様!……もう一度サエキさんに会いたい。会ってお礼を言いたいという想いが恋愛に発展するかと思いきや、いい意味で期待を裏切られました。最後まで読むとその謎が明かされます。果たしてミナはデビューすることが出来るのか?そしてサエキさんとは巡り合うことは出来るのか?元は「歌姫と銀行員」の過去ミナ視点となっております。前作を読まなくてもこれだけでも話が繋がります。こちらを読んでから歌姫と銀行員を読まれるとminaと佐伯さんの不器用なお話しが読めて二度楽しめます。是非お勧めです★
『歌姫と銀行員』に登場する主人公minaの下積み時代のお話です。夢を追いかける歌手が生計に苦しみながらバイトをし、ライブハウスで歌を披露し、自作で作ったCDをレコード会社へ持って行くも中々デビューの道が開けない。路上ライブで頑張るミナに酔っ払いの男性に絡まれるところを助ける『白馬の王子様』その人と再び出会うためにシンガーソングライターとしてデビューの道へ! 女性特有の乙女な部分が凄く良く表現されており、感情移入してしまいました。読み進めていくと主人公のミナを応援したくなります。中々デビューの道が開けない日々を送るミナは周りの応援もあって支えられていることに感謝をしているとってもいい子です。 とても読みやすく、私は一気読みしてしまいました。是非一度目を通してもらえたらと思います。そしてこのお話しに続く本編も是非ご覧頂きたいと思います! おすすめの作品です!!