評価:★★★★★ 4.5
このお話は「出会いの窓は南の塔に」の前日譚その1です。
本編を読んでいなくても大丈夫ですが、もしよかったら本編のほうものぞいていただけるとうれしいです(読了時間1時間くらい)。本編を読んで下さったかたへ。またお会いできて光栄です。
今回は、さらっと読める明るくてかわいらしい感じの短編にしてみました。
毎日更新、全4回でおわりますので、よろしくお願いいたします。
話数:全4話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
ほのぼのとしたお話をお探しの方にこちらをおすすめします。とても素敵なお話です。エルフ(小さな妖精)が登場しますが、「ヒューマンドラマ」というカテゴリがこのお話にはぴったりです。2匹のエルフ。それぞれに触れていると、どんなに離れていてもお互いの「思ったこと」を相手に伝えることができるそうです。ある日、貧しい子供がお金持ちの子供にそれを売ろうとします。その子は、ひとまず「お試し」にエルフを借りて、母親と自分とで持ってみることにしました。……結果は? 現代社会の「あるある」が素敵に描かれています。そして、エルフを通じて露わになってしまった立場の違いからくる子供たちの「本音」。一筋縄ではいきません。しかし、それが「毒」を持ちリアルであるからこそ物語がよりいっそう引き締まります。ラストに描かれるエルフの思わぬ活用法は、本当に微笑ましく、最高でした。間違いのない作品です!