評価:★★★★☆ 4.3
男が家に帰ってくると、愛する妻と小さな娘は殺されていた。
これは、とある悲劇に見舞われ、自分をドッペルゲンガーと思い込んでしまった悲しき男の復讐の物語である。近未来を舞台に繰り広げられるミステリー。迫りくる魔の手、鬼気迫る戦闘。幾重にも絡まった謎は集束し、真実が明かされていく。そして、驚愕と感動のラストシーン。男の最後の言葉に、すべてが集束している。その想いに、あなたはきっと涙することでしょう。感動のSFアクション長編小説。
残酷と思わせつつ、まさかの、それでいて納得のハッピーエンドになっています。安心して、最後までお読みください。重いのも、最初だけです。笑いあり、涙あり。ぜひ、どうぞ(´・ω・`)
(時間のない方は、短編版も別にアップしているので、そちらをどうぞ。N3635DS)
話数:全25話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
先日、短編版を読み、2日かけて長編版も読みました。初めは、哲学に通ずるものがあり、少し重めですが、そこを越えると、元々の構成力の高さで、時間を忘れるほど夢中になって読めました。短編が原作と書いてあったのですが、単に短編をダラダラ長くしたものではなく、登場人物の人物像や背景が細やかに丁寧に書かれており、エピソードやちょっとクスリと笑える小ネタが随所に散りばめられています。そういう点では、長編版の方が感情移入できると思います。私は、普段、短編を好んで読んでいるので、この作品も短編版で満足していたのですが、短編版が予想以上に面白く、長編版が気になってしまいました。読む前は短編版を超えることはないだろうと思っていましたが、長編版は良い意味で期待を裏切ってくれました。内容や読み手に訴えている事は深いのですが、文章自体は難解ではなく読みやすいので、オススメです!