評価:★★★★☆ 4.1
雨宮弘樹は、両親の連れ子再婚によって妹になった雪音と共同生活を送ることになった。
ブラコン義妹の一方的愛情が偏る兄妹ラブコメ・ほのぼの日常話です。1話完結のSS形式で『少しずつ二人が大人になっていく過程』を書いています。本編はハッピーエンド。
http://ncode.syosetu.com/n0850dq/←続編)弘樹と雪のその後を書いております。
割り込み投稿には※をつけています
話数:全66話
ジャンル:ラブコメ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
やはり、ヒロインの思いが一直線な作品は、読んでいて安心できる。ヒーローがヘタレでも、作品がぶれない。作者さんの特徴なのか分からないが、この作品は、幼少期から少しずつ、とても丹念にストーリーを積み上げており、その細やかさが素晴らしい。もともと結末は予想できるので、ラストに至るエピソードの良さが、作品の良さになっている。現実にこんな人たちはいないだろうから、リア充死ねとは思わないが、何かが胸に突き刺さる作品ではある。
知らず知らずのうちに、ニヤけていると思いますので(汗)。お兄ちゃんが好きで好きで仕方がない義妹の雪音。そんな雪音に振り回されながら、やがて自分の素直な気持ちに気付き始める兄、弘樹。そんな、とっても可愛い兄妹による、ほっこり所によりピンクなエピソード集です。今までその手の作品に触れたことのない皆様、ご安心ください。私もその一人でした。「ああ、アリかな」って、読書の世界を広げてくれた作品です。ちゃんと娯楽作品ですが、気になる事から目を背けずにきちんと描かれていたのも、作品を単なるラブコメに終わらせていません。男性はとびきり可愛い義妹に、女性はイケメンで優しい義兄に、好きなだけ妄想を加えてお楽しみください。……やばい、顔を戻さねば(笑)!
少女漫画のような甘酸っぱさを楽しめます。しかし、4歳の時にした、それをキスだと認識していないモノを除いたヒロインのファーストキスは、もれなくチャラ男に散らされるので、そういったことが苦手な方は要注意です。約12年間に及ぶヒロインとのいちゃいちゃ甘々の生活を、物語の9割近くに渡って見せつけられた後に、そのヒロインの唇が割とぽっと出のチャラ男に強引に奪われる。ある種の強姦寝取りを味わえます。感動のラストシーンで「ユキ(妹)の初めて、全部ぜーんぶあげるね」なんて台詞がありますが、キスの初めてはあげられなかったね。しかも兄はそのことは知らないね。そういえばストーカーに股間をこすり付けられたりもしたね。そういった点も、少女漫画らしいといえばらしかったですが。それと、作者の自分語りの多さにイライラしました。そんなに物語ではなく自分自身を知ってほしいなら、活動報告でして、どうぞ。
主人公の弘樹君は、突然妹ができました。しかし、その妹はとても可愛くて、お兄ちゃんをただひたすら愛しています。弘樹君は年を重ねる毎に、このままじゃお互いに彼氏彼女が出来なくてダメになってしまう!と感じるジレンマ。この二人の成長の過程に感じるのは、寸止めと焦らし。作者様の作品の中で、とにかくじれったい二人は前に進みません。一進一退?むしろ進んでない?くらいの二人の関係はラストになってからようやく落ち着きます。時に微エロ、即物的表現もなく、軽いソフトタッチで読めるショートストーリー。弘樹は子供から大人に向けて色々考え、成長が見られます。しかし、妹はただ可愛く生きており、成長してるのかな?可愛いから許される?そんな、可愛くてたまらない妹との生活。楽しみませんか?ショートストーリーではなく、これが別の書き方で、二人の成長過程の物語としてみれたらまた面白く感じられるような気がします。
親が再婚して、新しい家族が出来た。しかも妹。彼はその妹をひらすら可愛がり、ひたすらシスコンを貫く。妹もそれに負けじと、兄を愛し続ける。互いに相思相愛気味な二人が織り成す物語は、とてもほこりしてほのぼのと感じる。じれったさが売りの作者の作品の中でも、これは更に上をいくムズムズ感がある。優しい兄と、そんな彼に尽くす一途な妹の物語。寒い冬だからこそ、ほっと心が暖まる作品だと思います。
雪が降りしきる北海道の詩的なシーンから物語は始まります。実際に血の繋がっていない、兄と妹。一途な妹と、それを優しく見守り、やがて愛情を受け入れていく兄。こんなお兄ちゃんが欲しかった。こんな妹が欲しかった。そう思わせてくれる作品です。これだけで120%楽しめるのですが……この物語の真髄は、中盤以降から繰り広げられる寸止めプレイのオンパレードにあります。「今日こそは、キス、いくよね!」「もっと先に進むよね?」そう思いながら『最新の話』ボタンを押し、その都度、自分の欲望を恥じます。期待を別次元に昇華させてくれるような、切ない思いを残しながらその日のお話が終わるのです。作者蒼龍葵様は他の作品も連載されており、クオリティも高く、更新ペースも早いです。あなたは毎日三回以上のログインがやみつきに……。さあ、恐れずに『小説情報』のボタンを押しましょう!そして、私と一緒にジタバタしましょう!