評価:★★★★☆ 4.3
「戦国最大のおのぼりさん」今川氏真の上洛を活写する戦国文芸観光蹴鞠小説!
信長「との」蹴鞠を含めた天正三年(一五七五)今川氏真上洛百日の全行程と知られざる人間模様を、上洛中に氏真が詠んだ二百種以上の和歌と共に描き切る怪作!今川氏真 「うむっ! 一首浮かんだ」
朝比奈弥太郎「よいお歌にござりまする」
海老江弥三郎「それがし和歌の分からないバカ者なんです」後編『マロの戦国 ‐今川氏真合戦記-』も鋭意執筆中! こちらもご期待ください!
話数:全35話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
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職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
激動の乱世のほんの一幕。教科書にすら乗らない、戦国の片隅にあった出来事。それでもこの小説は、確かに読者の心を揺さぶってくれます。主人公である彼の視点から見て取れる戦国時代は、戦だ内政だと慌ただしくも華々しい戦国時代とはまた違うものです。 今川氏真が歌った和歌をゆっくりと噛みしめ心情に思いを馳せ、リラックスしながら読むと趣に浸れて良いかもしれません。こういった小説が読めるのは、なろうというサイトの大きな利点でしょう。 レビューを書き終わった今でも、一句たりとも思い付きませんでした。すらすらと和歌が思い付く氏真様凄い。