評価:★★★★☆ 4.4
深見アラタ、26歳。小さなイベント会社に勤務するサラリーマン。
ある日、自宅のドアの前に立て掛けられていた「マインドコントロールパネル」を手に入れる。
それは、人の心を自由に操る事の出来るタブレットだった。アラタはマインドコントロールパネルを使い、女優との恋愛やVIPとの関係性構築を図り、成功していく。
何も持っていなかった主人公がマインドコントロールパネルを使って成り上がっていくサクセスストーリー。
だが、マインドコントロールパネルの力が、全く想定していない凶悪な事件にアラタを巻き込んでいく…。
是非お楽しみください。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この作品は他の多くのなろう作品に欠けている(と私が思っている)『プロットがしっかり錬られています』「起承転結」「群像劇」「複線の張り方」「複線の回収」これらを破綻無く描くには相当綿密にプロットを用意するか、又はプロ(小説や脚本だけで生活出来るくらい)の人じゃないと難しいのではと思います。内容としてはデスノートの様な、マインドコントロールをベースとした頭脳バトル風です。ちょっとツッコミ処はありますが、核心部分なので触れません。2時間ドラマや映画等にはそのまま通用する素晴らしい作品だと思います。
文章自体は非常に淡々としていて、大袈裟に怖がらせようとか異質さをアピールしようという書き方は皆無だが、ちゃんと怖いし、異質。言葉の選び方やそのつむぎかたに非常に秀でているという印象。村上龍の「愛と幻想のファシズム」や「希望の国のエグソダス」を彷彿させると言うと言い過ぎか。ストーリーも深く練りこまれているし、登場人物も魅力的。後半にいくに従って盛り上がる展開は目を離せない。間違いなく、読んで損はしない作品だろう。流行りの異世界モノや剣と魔法のファンタジー小説が(全てがそうではないが)、手頃に入り易くてそこそこ楽しめるという意味でマックや吉野家だとすると、本作は「ちゃんとしたレストラン」という感じか。お勧めします。
人の心を、大雑把にだが忠誠心や愛情などの項目で-100%から+100%の間で操れるマインドコントロールパネル(MCP)を入手した主人公。当初は誰でも思いつく様な、会社の嫌な奴を言いなりにしたり、元カノと寄りを戻してみたり、更に金儲けの為に著名人と会いに行ったり。だがそうこうしている内に、同じくMCPを持ち日本でテロを起こそうとしている者を見つけてしまい・・・MCPのルールは・心を操れる人数は100人まで・一度解除するとその人はもう操れない・100%が必ずしも良くは無い。心を病む場合もなど、これも手探りで解明して行きながらの戦いとなる。この辺の頭脳戦はデスノートを少し思い起こさせる。また登場人物も中々深く書込まれてる。いきなりその人物を紹介するのでは無く、ある程度までその人物が物語りで活動してから、少し時間を遡って心情も含めた紹介がされるのでスッと入ってくる。
一気に最新話まで読みました。作品情報を見ると、評価やレビューも少なくて他の作品に比べるとあまり読まれていないのかなという印象で、こんなに面白いのに勿体無い!と思い、初めてレビューを書こうと思いました。まず思う事は、ヒロインのクルミンの可愛さ!そして、アラタ君をはじめとする男性陣のカッコよさ!ストーリーも非常に面白く、後半に行くに従ってどんどん盛り上がっていく感じ、目が離せません!あと、時々あるエッチな描写にもドキドキされられます。小沢先生は、エッチなシーンの表現がすごく上手な方だと思います。あ、もちろん、エッチなシーンに限ったことではなく、他のシーンの描写も素晴らしいです(笑)実写映画にして欲しいと心から思います。私の中ではこのサイトのダントツNo.1作品です!皆さんも沢山レビューを書いてシェアして、映画化を実現させましょう(笑)
長い間色々な小説を読んでますがベスト3に入る面白さ!個人的には、もう少しえっちなシーンが欲しいです(^3^)/是非とも、最後の結末まで見させてください!他の作品では、えっち多めのマインドコントロールも、是非おねがいします!他の主人公が持ったらとか、色々想像してしまいますねー俺ならもっと。。。とかね!他の主人公がハーレム無双もみたい。。。
【マインドコントロールパネル】と言う、シンプルだけどなかなか興味を引かれるタイトルの作品。今流行りの異世界ものと言えば、魔法の王国、ドラゴンと剣士等、幻想的なストーリーの作品が数多く人気を高めています。が!そんな時代の中にも[現実世界]を舞台に、我々を楽しませてくれる物語が、今ここに!まさに自らが生きる本来の世界、そこをいかに格好良く感じられる事か・・・確かに誰もが勇者となれる[異世界]は、それは無限の可能性(イメージ)を秘めていますが、この作品の物語は、さらに我々の身近にあるのです。つまり、【今の日常と、より近くで比べて楽しめる】と言う訳なんです。もし自分が主人公だったら~ みたいな楽しみ方もできますし、時々「あ、これ本当にありそう」等、作品としての完成度も高く、奥が深くて読みやすい作品となっています!