評価:★★★★☆ 4.2
名探偵のりおシリーズ第21弾 妖精の館殺人事件
今回、名探偵のりおは、水口エレンという小説家の催すゲームに参加する。
指示された場所に向かうと、そこには巨大な洋館がひっそりとそびえ立っていた。
館のドアノッカーを叩くと、のりおを迎え入れたのは透明感のある少女だった。少女の説明によると、館のあちこちにコインが隠されており、30枚最初に集めた人が、賞金1億円を手にすることができると言う。
参加者はのりおも含め一癖も二癖もある連中ばかりだ。
初めは平和的に進められていた催しも、やがて、コインを求め激化していく。
そして、とある日の昼間に、館に悲鳴が響き渡った……
※この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
※名探偵のりおシリーズ第20弾までは、この世のどこにも存在していません。
※推理避難所作りました(20161214)→作品終了につき次回作までクローズです。
※感想にビュッは必要ありませんが、あると作者が喜びます。
話数:全70話
ジャンル:探偵小説
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
正直に言う。題名にいきなり『21弾』とか入ってる……ふざけてるの? って思う。感想欄なんかはあれだ。『一見さんお断り』って雰囲気で足を踏み入れるのに勇気が必要だ。推理物ってだけでも読まれにくいのに、さらにハードルあげてどうする!?けど読み始めてみると、印象が一転する。確かにパロディ要素は多分に含まれているのだろうが、元ネタを知らなくても全然問題ない。それどころか、細かなルビ振りに現れている丁寧な物語の構成、そこら辺の矛盾だらけの作品とは一線を画す出来栄え。丁寧に張り巡らされている伏線を楽しむ。その為だけにでも、これを一読する価値はあると思う。私は推理を楽しむタイプじゃない、推理してる雰囲気を楽しむタイプだが、そんな私にも楽しめる傑作!!こんな書き手さんもいるんだと、声を大にして言いたい。是非読んでみて頂きたい。
名探偵のりおの今回の舞台は大人気作家の別荘の洋館そこで催される宝探しゲームだがそれは凄惨な殺人事件の幕開けでもあった…ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ―――ビュッビュッ、ビュッ―――ドッゴーンッ―――(※2)影で暗躍する殺人鬼、謎の怪盗、暴れまくる警部、そして被害者には実はある共通点が…名探偵のりおは犯人を、そして宝を見つけだすことが出来るのか?ハードボイルド&コメディの決定版『名探偵のりおシリーズ第21弾 妖精の館殺人事件』(※3)あなたは謎を解くことが出来るか?(※4)なお、犯人はのりおではありません(※1 嘘は言ってない)(※2 イメージです)(※3 完結済みですので安心して読めます)(※4 自分は無理でした)