評価:★★★★☆ 4.2
黒竜軍(リストダーク)をからくも退けた人類。
防衛戦は安定し、人類はひとときの休息を得ていた。
しかし、突如出現した第三勢力「清奏派(セインレイト)」。
人類に破壊的な活動を行う彼等の目的とは?
そして謎の少女ソフィアージュ。明らかとなる黒竜(ダークドラゴン)の真の姿。
―――人類は、未だ地獄(戦場)を住処としている。2章開始しました。
この作品は、Arcadia様でも投稿しています。
話数:全85話
ジャンル:エピック・ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
一言でジャンル分けしてしまえば「戦闘機一点特化の異世界無双戦記」といったところです。しかし良い作品はジャンルに拘らず面白いもの。文章と内容の両面から溢れる疾走感、必要以上に凄惨ではないものの容赦も無い内容、狂人はたくさんいても人間味は溢れる人物達、戦記ものは重すぎたり軽すぎたり極端になりがちですが、非常に読み味に優れ引き込まれる作品でした。そして主要人物が少女ばかり。女の子に男のロマンなんか詰め込んで良いと思ってるのか!良いにきまってるだろ!!!惜しむらくは現時点で三章の執筆予定がないと公言されていることでしょうか。二章のエピローグである程度の完結、良好な読後感を得られましたし、うまく纏まっています。それでも、残っている複線もありますし三章への僅かな期待を綴ってレビューの締めとさせていただきます。
“手に汗を握る展開。しっかりとした地の文。光景が目に浮かぶような多彩に描かれた戦闘シーン。軽いだけが武器の作品とは大違いです。この作品には一気に読ませるだけの力があります。数十年前、突如として現れた黒竜の群れに世界は戦い続け、消耗し疲弊していた。緩やかに滅亡へと向かう世界に””劇薬””が産まれ落ちる。劇薬がその片鱗を現し始める中、黒竜もまた異変が起き始めていた”