評価:★★★★☆ 3.6
今回護衛士であるガウエンが請け負った依頼は、アトラン王国内にある港湾都市アレッサルから、王都アマラスまで商隊の護衛の任。だがそれは、その途上において、かつてガウエンが生まれ育った地、地方都市トラッシュへと立ち寄る事となってしまった。図らずも十年振りに訪れたトラッシュで、ガウエンを待ち受けていたものとは……。
「ユラに何かあった時は、僕が必ず駆け付け助ける!」
幼き頃の約定を果たすため、ガウエンは剣を振るう。その果てに、ガウエンの胸に去来するものとは……。
過去の悲しき想いを断ち斬り、ガウエンの秘剣が唸り悪を絶つ。
ここに、本格ファンタジーが遂に登場。
なろう読者よ、刮目して見るべし!※尚、この作品は作者の趣味全開の、ファンタジーの名を借りた剣豪小説です。この手の話が苦手な方はスルーして下さい。
話数:全23話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
剣士の息遣いや肉を断つ感触まで伝える作品は少ない。『結果的に殺してしまう』のと『意志を持って殺す』ことの区別を描いている作品も少ない。「歌舞伎のような様式美の剣術ではなく、リアルな殺陣が見たいんだ!」そんな人は、この『護衛士ガウエン ~鈴鳴りの剣~』を読めばいい。剣術のリアルばかりではない。主人公ガウエンが背負った傷。可憐な鈴の音の秘密。魅力的な登場人物たちが織りなす人間模様。etc…物語を構成するこれらの要素の一つ一つがきっと胸に迫ってくるだろう。これは、哀愁と剣の物語。